JRキャンピングカーのあれこれ

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DC-ACインバーターとジェネレーターについて
 インバーターは、12Vの直流電流を100Vの交流電流に変換する装置です。付属の電源コードをバッテリーに繋ぎ、エンジンをアイドリング状態にして使用すると100Vの家電製品が車内で使えるようになるので大変便利です。
インバーター搭載に伴うトラブルとしてはバッテリー上がりが考えられます。
炊飯器やCDプレイヤー等の省電力な家電製品を使用する場合は、さほど問題として取り上げる必要はありませんが、モーターを使用する電化製品を使うときには定格電流の3~5倍の起動電流が流れるため、かなり大容量のインバーターが必要になります。(最近では2500Wクラスまで登場しています。)
ところが、インバーターの容量を上げたから、消費電力の大きな家庭用品が使えるとは限りません。ワット数が大きなインバーターは、接続したバッテリーが甘かった場合、直接オルタネーターから電流を引こうとして、オルタネーターを焼いてしまう危険性があるため、本来エンジンを停止した状態で使ったほうが望ましいのです。
ところが、エンジンを停止した状態で、例えば電子レンジを使うとすると、5分程度でバッテリーが上がってしまうため、結果的には家と同じように100Vを取り出せるジェネレーターを使用することが、後々のトラブル回避に繋がります。
キャンピングカーにインバーターを搭載することが常識なのは、今まで遮音性と振動の問題から発電機がユーザーに受け入れられない製品だったからです。ところが、現在に至っては技術の進歩とともに、「高い」「うるさい」「壊れやすい」といった問題をクリアしています。

 ソーラーバッテリーについて
 ソーラーバッテリーは、最新の技術を駆使した装備だと思います。出力としては40W~50W程度です。太陽の光をソーラーパネルで捕捉して、メインバッテリー、サブバッテリーにチャージするので、キャンピングカーに長期間乗らなくてもバッテリー関係はフル充電されるのがメリットです。
ただ、天気の悪い日には使えない(最近のものは曇り空でも効果がありますが)、キャンプ中に使用するエネルギーをすべてまかなうには至らないので、補助的要素の強い電気供給源だと思います。

 ポータブル発電機「EU9i」について
 ホンダ製「EU9i」は、これからポータブルサイズの発電機を搭載したいと考えている方が注目している製品の一つでしょう。
まずは、主要諸元から。
交流定格出力 900 VA 特徴
  • 周波数や電圧変動に神経質な機器を使用できる
  • 従来のEX900と比べて約1/2の重量
  • 実用域での低燃費&低騒音
  • 並列運転接続コードの接続で2倍のパワーが取り出し可能
  • 直流出力 12V - 8A
    連続運転可能時間 約8.7時間
    燃料タンク容量 2.3 L
    全長×全幅×全高 450×240×380mm
    乾燥重量 13kg
    騒音レベル 52デシベル
    始動方法 リコイルスターター
     
     「EU9i」のメリットは主要諸元でわかるように、その移動性と静音性です。
    旅の途中、「ちょっと電源が欲しいな」という時には大変便利です。
    ジュニアの場合は、エアコンを使うこと、パンも焼けるオーブンレンジを使うことを目的として大容量の「EU28iS」を搭載しています。

     バッテリーについて
     バッテリーは、正極版(+)、負極版(-)と電解液から構成されていて、化学反応により、直流(12V)の電気エネルギーを取り出すことができ、逆に外部(オルタネーター、バッテリー充電器)から電気エネルギーを蓄えることが出来ます。
    停車中の電力源を確保するために、キャンピングカーでは車のバッテリーと切り離したサブバッテリーを搭載しています。
    通常、キャンピングカーのサブバッテリーとして使われているのは、何度も充電がきくタイプのサイクルタイプです。(車のメインバッテリーは長時間の電気供給には向かないが、エンジンを回すために瞬間的に大容量のパワーを発揮するタイプ。)
    バッテリーは、使用の有無を問わず放電するので、予め長期間車に乗らないと分かっている時は、バッテリーのマイナスをはずしておいて、放電率を下げるのも良いでしょう。
    さて、キャンピングカーにはサブバッテリーを電力源とする装備品が沢山あります。室内灯、換気扇、FFヒーター、etc...
    これらを使用する際に、バッテリーの管理を怠り完全放電させると、元の容量まで復帰出来ない場合があります。回避策として、バッテリーの電圧降下に合わせ、負荷を切り離す過放電防止装置等もありますが、FFヒーターなどにこの装置が働いた場合は、冷却を行わずに直接電源が切れるということですから、今度は機器が故障の原因にさらされます。
    一般的には走行充電システムにより、サブバッテリーの充電を行いますが、当然走らなければ充電されないため、ジュニアは、通常、発電機を使用したオートマチックバッテリーチャージャーによる充電を行います。
    発電機を搭載していない車両の場合は、走行充電がメインになるため、電気をつけっぱなしにしない等、とにかく節電が一番の対策になります。
    電気系統に不安をもって、節電に気を使うキャンプをするよりは、発電機を搭載して100Vを自由に使える環境を整えるほうが、現代のアウトドアには適していると思います。

     アウトドアジュニアの清水タンクについて
     アウトドアジュニアの清水タンクは158Lですが、旅の間、手を洗ったり顔を洗ったりシャワーを浴びたりすることを考えると、このくらいの容量が妥当と思います。
    日帰りのドライブ、GWを利用した長期の旅、様々なシチュエーションが考えられます。旅から帰ってきたら10L~20Lくらい水が残っているくらいの方が良いのではないでしょうか。
    満水にするとその分重くなり左右のバランスが悪くなるのでは?パワーは?ローリングは?と、気になるところですが、それらの問題は、後部座席の下に清水タンクを設置し、その他装備品と共にバランスよく設置しています。ローリングについても袈装重量が600kgに抑えられているので問題ありません。
    給水方法については、通常のポリタンクで運ぶ作業は必要ありません。水道からホースをつなげてダイレクトに給水します。

     排水タンクについて
     キャンピングカーでの生活排水用タンクで、これはトイレの汚水をためるタンクとは区別されています。
    使用上の注意点として挙げられるのは、排水タンクの手入れを怠るとシンクなどの排水口から溢れてくることです。(ジュニアの場合はシャワールームから溢れてきます。)
    家のように排水管が通っているわけではないのですから、排水の処理くらいは気にかけましょう。
    何でもかんでも、メンテナンスでがんじがらめにされるのはどうかと思いますが、これだけはやらなくては、という事はそんなに多くはないはずです。

     冷蔵庫について
     経験上、特に夏場は、3WAYの冷蔵庫はよく冷えません。
    12V専用の冷蔵庫はある程度冷えますが、電気供給がままなりません。(バッテリーについてを参照)また、LP仕様の冷蔵庫は走行中使えないのが難点です。
    ジュニアの場合は、発電機で100Vを取り出せるので、冷蔵庫は1WAYで充分であると考えています。100Vでしか使えないとなると不便に感じる方もおられるやもしれませんが、発電機を作動させていない時は、予め凍らせておいた保冷剤などを使って中の温度を維持します。(3WAYのDC電源で使用する冷蔵庫の効果も、冷えた状態を維持する程度なので保冷剤で補える。)
    出かける前には、外部電源で冷蔵庫をクーラーボックスの状態にしておくのも効果的です。

     カセットトイレとポータブルトイレの違いについて
     トイレを標準で備え付けているキャンピングカーは、まだまだ少ないように思えますが、その必要性を感じてる人は、どのくらいいるのでしょうか。
    さて、カセットとポータブル、どちらもキャンピングカーなどに搭載される携帯式のトイレですが、カセット式は、便座そのものは車内に固定されていて、タンクだけが外部からの脱着式になっています。ポータブル式とは、便座ごと持ち運びが出来る、という部分で区別されます。
    使用上の大きな違いは、汚物の処理を外部だけで行うか、室内を通して行うか、という点です。両方とも、タンクの汚物はそのまま家庭のトイレなどで廃棄出来るので、思った以上に使い易いものです。
    ジュニアが、カセット式にこだわるのは、実際に用を足す時のことを想定し、囲われた空間が必要であると考えるからです。
     

     LPGについて
     LPGを車に搭載する場合は、一般的には取り出しやすさを優先して格納しがちなので注意が必要です。
    供給については、特に都市ガスエリアでは、LPGを充填できる施設が少ないため、予め調べておいた方が良いでしょう。
     

     FFヒーターについて
     FFヒーターは、燃焼時の吸気と排気が車外で行われ、室内の空気を汚さずにすむので搭載されている方も多いと思います。
    ベース車両が本来備えているヒーターは、エンジンを冷却する時に発生する熱を利用しているので、エンジンを回している時にしか利用できません。だからといってエンジンをかけっぱなしにして置くと、今度は騒音問題や排気ガス問題につながるので、キャンピングカーの場合は独立した熱源を持つFFヒーターを搭載することが一般的です。
    FFヒーターの燃料としてはLPGと軽油とガソリンの3タイプありますが、LPGは燃料補給が難しいのが難点です。
    軽油タイプは、ベース車がディーゼル仕様ならばスペース効率がよく燃料の一元化が図れるので、ワンボックス系のキャンピングカーに採用されることが多いようです。
    最近では、家庭用のファンヒーターと変わらないほど静かで消費電力も抑えられているものも発売されているようですが、バッテリーに負担がかかるため、その充電対策も考慮した方が良いでしょう。
    ジュニアがFFヒーターを標準装備としていないのは、1年を通じて冷暖房のルームエアコン使用することで、コストを抑えることが出来るからです。
     

     真夏のキャンピングカーとルーフエアコンについて
     真夏のキャンピングカーの中は相当な室内温度となります。ベース車両のダッシュボードから噴出すフロントエアコンで充分冷えるのでは?外装がFRPで出来ているので問題ないのでは?と安易に考えてしまう方いらっしゃるのではないでしょうか?
    だけど、アミドを取付けて、窓を開けて・・・というような状態で夏を乗り切らなければならないのが現実であると思います。
    近年は、ルーフエアコンが贅沢品から必需品と認知され普及率も上昇しているようですが、その使用方法もよく理解しておく必要があります。
    まず、ルーフエアコンはDC電源では作動しません。仮にDCで作動させようとした場合、単純計算で起動電流の発生まで考えると、12個のバッテリーが必要です。さて、12個のバッテリーで作動させたとして何時間持つのかというと約1時間です。
    そこで、暑い夏、ルーフエアコンは、AC電源の引けるキャンプ場で使うか、もしくはジェネレーター(発電機)を始動して使用するのが条件となります。
    発電機を搭載していないキャンピングカーは、ここで旅先がオートキャンプ場か避暑地に限定されてしまいます。また、発電機を搭載していても騒音と振動の問題が解決しない限り使用を禁じられる場面に出くわすでしょう。
    オートキャンプ場で過ごす夏にもそろそろ飽きて、皆さんの意識は「空気が澄んでいて、景色がきれいなところに向かって自由気ままな旅がしたい!」というように変わりつつあるのではないか思います。
    ジュニアが、発電機にこだわり家庭用のエアコンを装備することで、快適な夏を実現していることを理解して頂きたいと思います。
     

     ディーゼル車の排気ガス規制について
     ディーゼル車の排気ガス規制強化は、当初2007年を予定していましたが、2005年に繰り上げられました。
    キャンピングカーにおいては、まだまだディーゼル車が常識ですが、現行のディーゼル車が5年後どうなるかはまだ分かりません。
    そのまま、5年前に車検を通したのだから・・・と認められるのか、強制的な改善が施行されるのか。そのような問題を抱えているのに、今、慌ててディーゼル車を購入するのは、将来的にあまりメリットのある話しではないと思います。
    そろそろ、キャンピングカー=ガソリン車 という図式が浸透してくるのではないでしょうか?

    [更新]
    ■埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県 条例のディーゼル車規制について

    自動車排気ガスによる大気汚染や健康への影響を軽減するため、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の条例により、平成15年10月1日から、1都3県において、ディーゼル車の排出ガス規制が開始されます。
    規制対象車は、軽油を燃料とするトラック、バス、及びこれらをベースに改造した特殊用途自動車です。ディーゼル乗用車は条例の規制対象外ですが、下記記載の自動車NOx・PM法の対象となります。
    該当車両は、初年度登録から7年間の有効期間があります。
    ※東京都ディーゼル車規制総合情報サイトはこちら。

    ■自動車NOx・PM法の規制について

    ディーゼル車から排出される窒素酸化物(NOx)及び粒子状物質(PM)による大気汚染と健康への悪影響を懸念し、平成13年6月に自動車NOx法の改正法が成立しました。
    これに伴い平成22年度までに大気環境基準をおおむね達成することを目標に、大気汚染の厳しい大都市地域(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県)を対策地域に指定して、各種施策が実施されています。
    規制対象車は、トラック、バス等(ディーゼル車、ガソリン車、LPG車)及びディーゼル乗用車です。排出基準を満たしていない車は平成14年10月1日以降、対策地域内で登録出来なくなっています。(現在乗っている車両は、車検証をみて、登録地域、車種(ナンバープレートの分類番号)、自動車の型式を確認し、使用可能最終日を確認する必要があります。)

    上記2つの規制をクリアするためにNOx・PM低減装置などの開発、販売が行われていますが、生産面、コスト面の問題もあり、普及は遅れています。  
     

     8ナンバー構造要件の変更について
     まだ、試案段階ではありますが’00夏から秋頃8ナンバー構造要件の改正が施される予定のようです。
    そもそも今回の改正は、本来3ナンバーであるべき車両(ランクルなど)が車検時にキャンパーキットなどを取付け8ナンバーを取得する行為に対する対策です。確かに、8ナンバーでの登録により年間の経費が15万円前後削減できるのだから、ちょっとしたトリックを使いたくなるのも無理はないのですが・・・。(自動車税、任意保険等が割安)
    では、具体的に何が変わるのかといえば、シート兼用ベッドは就寝設備として認められない点と調理スペースの前に床面積0.6?、高さ1.6mを確保しなくてはならない点です。この新構造要件に従がうと、まず乗車定員の設定が変わってきます。(必要な就寝定員は乗車定員の3分の1以上)ただし、現行のベッドやギャレーの設備が占める割合が室内有効面積の2分の1以上あること、となっている規定がなくなるので常設ベッドは作りやすくなっています。また、高さの問題で現行のロールーフのバンコンは8ナンバー取得が出来なくなってしまいます。
    不正8ナンバー追放もいいけど、純粋にオートキャンプを楽しんでいる立場から見れば迷惑な改正です。正式案は、その辺も考慮して欲しいですね。

    [更新]
    平成13年4月6日、特殊用途自動車の構造要件が改正されました。キャンピング車については、平成15年4月1日より施行されます。尚、特殊用途自動車として既に登録を受けているものは、その自動車の構造、装置に変更がない限り、従前の例によることが出来ます。
    主な変更点については、上記記述の通りですが、就寝設備が座席の兼用の場合、座席の座面及び背あて部が就寝設備になることを前提に製作されたものでなければならない(就寝設備の上面全体が連続した平面をつくる、つなぎ目に穴・隙間があいていない)という具合に、かなり具体的に提示されています。
     

     道の駅について
     自動車を使った旅行でまず利用したい施設は「道の駅」です。全国各地に設置され、その数は550ヶ所以上です。
    道の駅には、広い駐車場、トイレ、レストラン、場所によっては郷土資料館や宿泊施設などが併設されています。
    そんな、私達のアウトドアライフには欠かせない、一般道における休憩施設ですが、最近は利用上の注意が掲げられています。
    具体的には、その場所により異なりますが、夜間はトイレを利用する事が出来なかったり、水を止められたりするようになった事です。
    少し前までは、24時間だれもが自由に利用出来た「道の駅」ですが、利用者のモラルの低下が目立つようになってきたため、これらの規約が出来てしまいました。
    これ以上、そのような条件付の道の駅が増えないように、みんなで常識を守ったキャンプをしていきましょう!
     

     OUTDOOR Jr.とは?
     ジュニアと他のキャンピングカーとの決定的な違いは何か?を簡単に説明すると
    ●アウトドアジュニア
    「発電機とエアコンがついていて、500万円以内で買える。」
    「全長を全く伸ばしていないため、バンコンと同じ様に小回りが利きどこにでも停められる。また、オーバーハングの心配がない。」
    ●他のキャンピングカー
    「装備の多くをインバーターやLPGなどでまかなっていて、ジュニアと同等の装備を加えると500万円以上する。」
    「居住空間を広くとるために、荷台から伸ばした状態で製造されている。」
    という点です。
    キャンピングカー選びの際、「豪華さ」「走行性能」「居住性」も大切な要素ですが、夏の暑さ対策やトイレ、電気の必要性についてもよく考えてみてくださいね。
    その上で、家族構成や旅のスタイル、使用用途に合わせて皆さんにとってのベストな1台を選んでください。
     

     トレーラーについて
     比較的低価格で購入出来ますが、走行中はトレーラに乗ってはいけない事になっています。また、高速道路の料金は、けん引する車の1つ上の料金区別となります。
    (普通車でけん引する場合は中型車の料金、中型車でけん引する場合は大型車の料金)
    また、750kg以上の車両を牽引する場合には、けん引免許が必要になります。
     

     サイドオーニングについて
     サイドオーニングは、キャンピングカーのオプショナル商品で人気の高い商品の一つです。強い日差しや雨避けには最適ですが、扱いは結構シビアです。
    風が強い時に使用するとアームが曲がったりしてしまいますが、少し曲がっただけでもケースに収納できなくなるので、取り外し可能なものも便利です。
    また、キャンピングカーのボディにポールの先をマウントするブラケットがついている場合は、そこに差し込む方法もありますが強風に煽られてボディに傷をつけてしまうこともあるので注意しましょう。
     

     アクリル装の窓について
     キャンピングカーの窓としては、ガラス製の窓もありますが、一般的にはアクリル、ポリカーボネイトなどの素材が使われます。
    アクリル、ポリカーボネイトの二重窓は、窓と窓の間に特殊なガス層を持ち、車内と車外の温度差をそのガス層で吸収して、結露を防ぐ構造になっています。
    この素材の利点としては透明度が高い点ですが、その反面傷が付き易く、何年か経つと例えばオートバイの風防のように曇ってきます。その曇りを取り除こうとして無理やり拭くと、すぐ傷が付いてしまうので注意が必要です。
     

     車両を持ちこんでの袈装について
     キャンピングカーを購入する際、ベース車両を持ちこんで袈装を施そう、と考えている方もいらっしゃると思います。その場合、残る不安の種として、まず、素姓の知れない車両を持ち込んだときのエンジントラブルがあります。
    例えば、通常よりより50万円安くキャンピングカーを購入したとしても、その後の、車両トラブルの修理代に50万円かかったら、得をしたとは言えません。だから、極上の中古車を探してくることが大事です。
    一般的にトラック業界というのはエンジンオイルを継ぎ足し継ぎ足しで乗っている場合が多いので、走行距離が10,000kmや20,000kmでもあまり程度が良いとは言えないのではないかと思います。
    そこまで考えると、持ちこむ車両は、慣らし運転がきちんとされていること、オイル交換がこまめになされている事を確認できるものにした方がよいと思います。
     

     キャンピングカーのシェルについて
     キャブコンの外装の多くは、FRP(繊維強化プラスチック)が使われています。FRPの特質は、軽量で高比強度・耐食性を有する点です。このような特性が良く分かる例として、例えばF1などに使われる車は、FRPを使っています。
    FRPの成形については、季節によってA液B液の分量を替える、というように、大変な技術が必要であり、手間のかかる作業です。
    通常、キャンピングカーのシェルのつなぎ目には、コーキングが施されていますが、車両購入時に年に1度の補修を勧められます。ジュニアの場合、その製造過程は、9枚のFRPパネルを重ね合わせているのでコーキングは飾りであり、補修の必要はありません。
    一方、ルーフエアコンや、ベンチレーター、ソーラーパネルなど、シェルに穴をあけなければ装備できないものも数多くあります。これらの装備品に施されているコーキングについては、年数により劣化するものなので、雨漏れなどに気づいたら適切な処置を早急に行いましょう。

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